誓願寺(京都)の数珠供養祭 毎年10月10日の数珠の日に行われる珍しい供養祭

誓願寺 数珠供養祭

京都を中心とした多くの寺院では、財布や人形など様々な物に対する供養祭が行われています。その中でもとりわけ珍しいのが、誓願寺で毎年開催されている数珠供養祭です。
今回はこの数珠供養祭にスポットを当て、詳しく紹介していきます。

全国でも数箇所でしか行われない珍しい数珠供養

誓願寺は、京都府の新京極通り沿いにそびえる寺院で、浄土宗西山深草派の総本山であるこの寺院では、毎年数珠供養祭が行われています。
数珠供養祭とはその名の通り数珠を供養する行事であり、全国でも数箇所の寺院でしか数珠供養は行われません。

また誓願寺は落語が生まれた寺としても知られており、院内にある「扇の塚」は芸人の聖地とまで呼ばれている参拝スポットです。
それ故に芸能関係にはとても有名な寺院であり、現在も多くの芸人が全国各地から成功祈願に訪れます。

数珠供養祭は、毎年10月10日の数珠の日に開催される年中行事です。古くなった数珠や破損してしまった数珠など、長年お世話になった感謝の気持ちを込めて丁寧に供養します。

全国でも数少ない行事である事から、毎年多くの人達が参拝も兼ねて供養に訪れます。
またこの時期は涼しくなり観光をするにも丁度よい季節でもあるため、新京極通りあたりの散策ツアーの一環としてもおすすめできる行事です。

周辺には弁慶が愛したと言われる「弁慶石」や坂本竜馬が暗殺された「近江屋」もあるため、歴史好きにはたまらない観光エリアでもあります。

長年に渡り芸能にも密接な関係が

誓願寺は、古くから芸能と密接に関係している寺院です。
女人往生の寺としても有名であり、誰もが知っている歴史上有名な2人の女流作家が眠っています。その人物とは、平安時代に活躍した清少納言と和泉式部です。
平安時代から浄土宗の有名な寺院であったため、このような人物も極楽往生を求め誓願寺で終生を過ごしたようです。

また大河ドラマでもお馴染みである豊臣秀吉公の側室であった松の丸殿が再建した寺院としても知られています。そして戦国時代には策伝上人が落語を発祥させ、長年に渡って多くの芸能人が訪れている寺院でもあります。

さらには世阿弥の代表作「誓願寺」も、この寺院で生まれた作品です。多くの業績を残した芸の先人達を祀っている「扇の塚」には、舞踏家や落語家など多くの芸能関係者が上演前に参拝に訪れます。
現在では芸能に根深い寺院として、コンサートや上映会なども頻繁に行われているのも魅力です。

このように芸能と共に歩んできた寺院であるからこそ、古典芸能関係者の多くが身に付ける数珠の供養が行われるようになりました。
江戸後期には、歌舞伎関係者を中心に数珠の供養のため誓願寺に訪れ、また数珠供養だけでなく、芸能で使用する扇の供養も行われています。

見どころの数珠の炊き上げは必見!

誓願寺 阿弥陀如来

Photo credit: KimonBerlin via Visualhunt / CC BY-SA

誓願寺の数珠供養祭の見どころは、使い古された様々な数珠を一斉に炊き上げる瞬間です。物に宿るといわれている「九十九神」に感謝の気持ちを込めて、長年愛用してきた数珠を丁寧に供養します。

葬儀などで使用する数珠には、特に人の念がたくさん込められていると言われています。そのため誓願寺が全面的に協力し、僧侶にによる念仏や説法も行われる大々的な行事です。

また本尊には松の丸殿や豊臣秀吉公の画像、阿弥陀如来像や毘沙門天立像の仏像などが数多く安置されているので、数珠供養と共に誓願寺の宝物をじっくりと見物する事もできます。特に阿弥陀如来像は約5メートルの巨大仏像であり、その雄大さと神々しさは見るものを圧倒する一見の価値がある仏像です。

さらに山門には、誓願寺のシンボルでもある「迷子の道しるべ」があります。これは江戸時代末期に迷子のために建てられた、貴重な石柱です。
まだ交番が無かった時代に迷子対策として寺社や盛り場など人が集まる場所に立てられ、多くの親子が再会できたと言われています。

浄土宗西山深草派 総本山 誓願寺/京都

京都府京都市中京区新京極にある浄土宗西山深草派の総本山誓願寺の公式ホームページ。お寺の案内、宗派関連の出版書籍販売、お守りの授与、先祖供養の申し込み等の紹介。

京都府京都市中京区新京極桜之町453

京都 新京極 誓願寺

京都府京都市中京区新京極桜之町453
TEL 075-221-0958

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