ここだけの「秋」を求めて「嵯峨野トロッコ列車」が行く、紅葉の道(京都嵐山)

嵯峨野トロッコ列車 

景勝地として名高い京都・保津峡。そこをゆっくりと走る5両編成の可愛らしい列車。
それが、「嵯峨野トロッコ列車」です。

平均時速は約25kmと自転車で走るよりも少し早いくらいですが、最近外国人観光客からも大人気です。その理由は、レトロな雰囲気あふれる列車の窓から見える季節ごとの素晴らしい景色にあります。

嵯峨野トロッコ列車とは

嵯峨野トロッコ列車

トロッコとは、トラックや普通の列車が入れないような場所に、主に荷物を送るための小さな貨車のこと。「トラック」が訛ったものが語源といわれています。まるで箱を繋いだような素朴な列車がゴトゴトと、縫うようにして山道を行く、嵯峨野トロッコ列車は、まさにそんなイメージの列車です。

嵯峨野トロッコ列車の魅力はそのデザインにあります。赤と黄色に塗り分けられた車体は、それだけでも可愛いのですが、さらにその内装は木製の座席に裸電球と、まるで童話の世界に入ったような懐かしくて優しい雰囲気です。

そして、最後尾を飾るのは、窓ガラスのない「ザ・リッチ号」。邪魔するものが一切ないオープン車両は、季節の風を感じながら、目の前に広がる桜や紅葉を楽しむ事が出来る一番の人気車両です。

嵯峨のトロッコ列車が大人気な理由はそれだけではありません。
嬉しいのは、そのサービス精神。おすすめのビューポイントではスピードを落としてくれるので、ここでしか撮れない一枚を落ち着いて撮影する事が出来ます。また、列車内では車掌さんの名調子によるアナウンスが、小さな旅を演出してくれます。時には歌まで披露され、お客様達も大盛り上がりです。

嵯峨野トロッコ列車の歴史

嵯峨野トロッコ列車 はだか電球

嵯峨野トロッコ列車の歴史は、1989年3月JR山陰本線(嵯峨野線)の嵯峨駅(現在の嵯峨嵐山駅~馬堀駅間)が電化・複線化のため新線に切替えられた事に始まります。

全国的に景勝地として有名な保津川渓谷。そこに沿って走るこのルートは、渓流や奇岩によって生み出される大自然ならではの絶景を車窓から楽しめることで鉄道ファンを中心に知る人ぞ知る名所だったのです。

失われたこのルートを、観光列車を走らせもう一度復活させたい。その思いが嵯峨のトロッコ列車を生み出す事になります。しかし、プロジェクト発足当時、スタッフはたった9名。しかも廃線後しばらく放置されていた路線は荒れ放題。錆びたレール、腐った枕木、
路肩はすっかり崩れて草が生い茂っていました。

「本当にここにもう一度、列車を走らせる事が出来るのか?」と、当初は途方に暮れた彼らですが、あきらめることなく整備に取り組みました。また、沿線の美化のために楓や桜の植樹を始めたのですが、この時、天保3年より続く造園業の名門で、桜守としても名高い第16代佐野藤右衛門氏から協力を得る事が出来ました。これらの樹々が現在の素晴らしい景観を作り出し、お客様の目を楽しませているのです。

嵯峨野トロッコ列車の見どころ

嵯峨野トロッコ列車から見る景色は四季のどれもが評判ですが、人気が高いのはやはり春と秋。特に紅葉のシーズンいっぱい行われる秋のライトアップは注目です。

日が暮れると沿線にめぐらされたライトが点灯され、燃えるような紅葉が闇の中に浮かび上がりまるで別の世界に来てしまったような幻想的な雰囲気を醸し出します。

そして、冬が近づくと列車も模様替え。「嵯峨野トロッコ・ストーブ列車」として、ヘッドマークがクリスマスバージョンに付け替えられ、レトロな魅力いっぱいの車内にはダルマストーブが登場し、お客様を温めます。

また、クリスマスシーズンには始発駅のトロッコ嵯峨駅と、その前にある広場のSLに特別なデコレーションが施されトロッコ保津峡駅でもクリスマスイルミネーションの飾りつけが行われて、この上なくクリスマスムードを盛り上げてくれます。

さらに、クリスマスイブには列車内にサンタクロースが登場(一部車両)。お客様達に小さなプレゼントを配ります。そんな温かな列車の外は一面の雪景色。

うっすらと雪の積もった列車がその中を行く様子は古い映画のワンシーンを思わせるロマンティックな光景です。

嵯峨野観光鉄道

嵯峨野トロッコ列車 車窓

Photo credit: Kentaro Ohno via Visualhunt / CC BY

京都嵯峨野、保津峡の四季を楽しむトロッコ列車25分の至福の旅、嵯峨野観光鉄道トップページです。
嵯峨野観光鉄道株式会社

嵯峨野観光鉄道株式会社

京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
TEL 075-861-8511

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