
嵐山 渡月橋付近の紅葉
皆さん、こんにちは!
京都あかり屋の金澤です。
ここ最近ぐっと冷え込んできて、京都の冬らしい「底冷え」の毎日が続き町はクリスマスに向けての準備が着々と進んでおります。
紅葉の見ごろも過ぎて観光のお客さんも半数ぐらいに減っていてちょっと寂しいです。
休日に嵐山へ散歩に行ってきましたので、今回もそんな京都から今シーズン最後の紅葉をお届け致します。
嵐山の紅葉

嵐山 渡月橋
山のあたりはもう冬支度を初めてますね…。
最初は東側の川べりを散策しました。

嵐山 渡月橋東側の川べりの紅葉

嵐山のボート
渡月橋を挟んで北側ではボートに乗ることが出来ますよ。
結構寒いのですが、この日もたくさんボートがありました。

嵐山 渡月橋東側川べりの紅葉 枯れ始めております…
少し歩くと最後の遅咲きの紅葉に出会う事ができました。
他は枯れて落ちてしまってましたがこの辺りはきれいでしたよ。

渡月橋の東側の川べりを北向きに歩いた突き当りの料亭?のお庭の紅葉がきれいでした

料亭のお庭 きれいな紅葉です
京都で紅葉が一番きれいな寺院「宝厳院」

宝厳院 入口
渡月橋から東側を川べりに歩き突き当りを右に曲がると、新緑と紅葉で有名な「宝厳院」があります。

宝厳院 ポスター こんな写真が撮れるかな
ここは天龍寺の塔頭(たっちゅう)寺院で、天龍寺を開山した夢窓国師の第3法孫にあたる聖仲永光禅師を開山として、室町時代の菅領細川頼之公により寛正2年(1461年)創建されました。
塔頭(たっちゅう)とはお墓とか隠居所の意味です。
最初は京都市の上京区にあったようで、今より大きな敷地を持っていましたが、応仁の乱による焼失、変遷をへて今の場所になりました。

宝厳院の紅葉
本堂には11面観世音菩薩と脇仏に33体の観世音菩薩と足利尊氏が信仰したと伝えられている地蔵菩薩が祀られております。
また、田村能里子画伯による「風河燦燦 33自在」という名前の襖絵があります。
両方とも写真撮影が禁止なので紹介が出来ませんので、HPをご案内します。

宝厳院の紅葉 2

宝厳院の紅葉 3
宝厳院の庭園は「獅子吼(ししく)の庭」という名前で、室町時代に中国へ2度渡った禅僧策彦周良禅師によって作られました。
嵐山の自然を巧みに取り入れた回遊式の庭園で、江戸時代に京都の名所名園を収録した「都林泉名勝図会」にも乗っております。

宝厳院の紅葉 4

宝厳院の紅葉 5
獅子吼とは仏が説法をすることで、庭園内を散策し、鳥の声や風の音を聞くことにより人生の真理、正道を肌で感じてくださいとの事です。

宝厳院の獅子岩
これはこの庭園を作った策彦周良禅師が「獅子岩」と命名した岩です。
獅子が吠えているように見えますか…?

宝厳院 出口はもみじのトンネル
出口には「もみじのトンネル」があります。
最盛期は見事ですが、ちょっと終わりかけですね…。

宝厳院 出口もみじのトンネルの紅葉
でも部分部分ですが楽しめましたよ。
天龍寺の紅葉

天龍寺の紅葉
宝厳院を出て東に向かうとすぐに天龍寺の境内に行くことが出来ます。

天龍寺の紅葉 2
ちょっとシーズンは過ぎてますね…。

天龍寺 参道
ちょっと太陽の光の加減でうまく映ってませんが、参道のもみじがとてもきれいなのですが、この日は黒くなったり、枯れちゃってました。
天龍寺のお庭もきれいなのですがこの日は写真がきれいに映らなので入口までで引き返しました。
桜も有名なので桜の時期にまた来たいと思います。
ちょっと一休み
天龍寺を後にしたら、時刻はちょうど3時になりましたので、ちょっと休憩に甘い物を食べようとメイン通りを散策していたらきれいなソフトクリームをみつけました。

画面右寄りのお店「カランコロン京都」さんのソフトクリーム
ソフトクリームにあられをトッピングしたものですが、ちょっとした工夫でおしゃれになるんだな~と感心しました。

嵐山でソフトクリームをオシャレに撮ったつもり
観光の若い女性達と同じように写真撮ってみました。
おしゃれに映っていますかね…?

渡月橋の横でソフトクリームを食べながら休憩
渡月橋を眺めながら一休み…。
寒い時期に寒いところで食べるアイスも美味しいものですね。
渡月橋の西側を散策へ

渡月橋 西側
さて、渡月橋まで戻ってきましたので、次は渡月橋の西側の川べりを北に向かって散策したいと思います。
西側は東側と違ってあまり有名ではないのかな…。
東側は人はいっぱいですが、西側はいつ来ても全然人が居ませんね…。

嵐山モンキーパーク 入山口
西側の川べりを北に向かうとすぐに嵐山モンキーパークがあります。
ここから入って山を登っていくと猿が放し飼いにされております。
行こうと思ったのですが、時間の関係で今回は通り過ぎ、北にどんどん進みます。

嵐山 渡月橋西側 屋台も出てますよ
ちょっと歩くと今までの雰囲気と一変して静寂に包まれます。

嵐山 渡月橋西側の川べりを北に進んでます
どんどん進んでいくと完全な山道みたいになります。

どんどん進みます
山の紅葉きれいですね~。
京都の町が一望できる「千光寺」(大悲閣)

千光寺 入山口
渡月橋から1キロほど歩くと千光寺の入り口が見えてきます。
千光寺は紅葉がきれいなのはもちろん景色もいいですよ。
しかし、山の中腹にあるので、山登りが必要です…。

千光寺 登山道
頑張って登って行きます。

千光寺 登山道での紅葉
途中の紅葉がしんどさを和らげてくれますね。

千光寺 入口の門
この門が見えたら到着です。
だいたい10分から20分ぐらいの道のりです。
階段ごとにベンチを作ってくれているのでゆっくり登る事が出来ますよ。

千光寺 入口
入口で住職さんとワンちゃんがお出迎えしてくれます。
拝観料もここで収めます。

千光寺の番犬

千光寺 境内から見える紅葉

千光寺 境内から見える紅葉 2

千光寺 境内から見える紅葉

千光寺 お堂
ここのお堂は展望台みたいな作りになっており、ここから京都市街や比叡山、大文字山を見る事ができます。

千光寺 お堂内部

千光寺 お堂から見える比叡山

千光寺 お堂から見える景色

千光寺 和尚さんによるほら貝の演奏

閉山を知らせる鐘をつく和尚さん
ちょうど時刻は午後4時で閉山を知らせるほら貝と鐘の音が嵐山の山々に響いている様はなんか心が洗われるような神々しい気分にさせてもらえました。

夕暮れの渡月橋
下山して渡月橋までもどってくると日も暮れる寸前でしたので家路に着くことに…。

渡月橋から見える満月
今日は月がきれいな夜になりそうです。
終わりに
これで今シーズンの紅葉は最後ですが、次は年末年始の観光シーズンがすぐにやってきます。年末年始の観光シーズンの京都の様子も随時ご紹介していきたいと考えておりますので、楽しみにしてくださいね。

四条通りから見えた満月
やっぱり月がとてもきれいでした。